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立法過程における諮問委員会 

近頃は優柔不断で誰かに相談しないと決められません。


最近たびたび思うのですが、立法過程における「有識者・諮問会議」はかなりポテンシャルがある気がします。ここでいう有識者会議とは、法令に基づく委員会ではなく、首相がその決裁でやや私的に組織し、立法活動の一助とするものです。

例1: 天皇の生前退位と「天皇の公務の負担軽減に関する有識者会議

天皇の生前退位が議論されていますが、立法して新制度を作るにしても、天皇陛下の意向を直接受けて政治活動をすることはマズいです(憲法4条)。それを回避するために、政府は「静かな環境で国民的な議論」を行う建前が必要です。それで生まれたのが「天皇の公務の負担軽減に関する有識者会議」です。

立法するなら最後は国会を通すわけですが、その前に「静かな環境」と「国民的議論」をしないといけない。それらを満たすために民間有識者が議論を整理すると。ただし、これはあくまで首相のチョイスでヒアリング有識者を選ぶわけですから、政治的に操作できます。

(安保法制みたく)国会で右派左派が紛糾する事態を避けるため、静かに国民的な議論をしなければならない。
そこで有識者会議の取りまとめた議論は、「国民的議論」として非常な影響力を持つことになるわけです。
法令に基づかない首相の有識者会議が立法過程に影響力を持つ、面白い事例になるのではと思います。
※ただし人選に批判殺到で既に失敗の兆しが見えていますが。。退位、議論の透明性焦点 「静かな環境」両立難しく

例2: 国家安全保障局の創設に関する有識者会議

国家安全保障会議を創設する法律を2013年に作ったわけですが、その過程にも有識者会議が作られました。
ここで面白いのが、有識者会議の議論がさほどの情報公開もなくスピーディに取りまとめられ、国民的な議論はおろかパブリックコメントすら行われませんでした。3ヶ月間の有識者会議を終えて、4ヶ月で関係官僚がスピーディに法案を作成し、2ヶ月間の臨時会でスピーディに通過しました。省庁をまたぐ新組織結成で、かつ揉めやすい安保関係の法律にしては極めて効率が良いといえます。

安全保障に関わる事なので、透明性高く時間をかけた国民的な議論にはなじまないとも言えますが、むしろ注目したいのはその効率性の高さ。有識者会議で情報公開を最小限に抑えるのは、立法過程での「秘密主義の効率性」を証明するものでした。こんなに効率よく済ませることができるなら、首相にとっては有識者会議は今後も魅惑的な存在になるでしょう。

有識者会議はいろんな使い方ができて、可能性を感じます。けれど、どうやったら国民に開かれた立法過程を担保するのか、アカウンタビリティを確保するにはどうすればいいか、議論がありそうです。
有識者会議おもしろくないですか?
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Posted on 2017/02/02 Thu. 17:44 [edit]

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